子どもの話を「聞く」本

 

現代の子どもはとても物知りです。知りたいことがあれば、なんでもインターネットで調べられるからです。ですから、知識を一方的に与えるだけの本は、もはや子どもたちは必要としていません。

子どもたちが自然に持っている好奇心を引き出し、科学技術への興味へと昇華させるためにもっとも大事なのは、教えることではなく、子どもの話を聞いてあげることです。「ねえ知ってる?」からはじまる子どもの知識自慢を興味をもって聞いてあげて、「すごいね、よく知ってるね」と褒めてあげることです。すると子どもは嬉しくなり、もっと調べたくなります。

この本は子どもの話を「聞いて」あげる本です。

本書に登場する12歳の「ミーちゃん」は宇宙と恐竜が大好き。パパが知らないこともたくさん知っています。二人が宇宙の話をするとき、パパは一方的にミーちゃんに教えることはしません。お喋りが大好きなミーちゃんの知識自慢をたくさん聞いてあげます。そして「すごいね、よく知ってるね」と褒めてあげます。それを読んだ子どもたちはまるで自分が褒めてもらっているような気持ちになります。そしてもっと知りたい、もっと調べたいと思うようになります。

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